学童期
社会性を身に付けられる環境づくりを
この時期になると、少しずつ自我が目ざめ、求める場の領域が広くなっていきます。自我が「コーナー」から「領域」へ変わっていくと考えてよいでしょう。しかし、まだ完全な個室を与えるには早過ぎます。基本的には、いつも家族と一緒に過ごし、自然に社会生活の基礎を学んでいける環境づくりが必要です。
家族は社会生活の基本です。学童期は家族との関わりを通して、少しずつ社会との関わり方を学んでいく、とても大切な時期といえます。さらに、間取りの重要度が増していく時期でもあります。間取りは、家族関係、ひいては社会性に多大な影響を与える、非常に大きな要素でもあるのです。
兄弟、姉妹によっては間取りも変える
兄弟、姉妹がいたら、共有部屋にして机は向かい合わせ、一緒に勉強できるようにするのもよいでしょう。その際には、個室をリビングと隣接させて、リビング側の接合部には壁を設けない、設けるなら開閉式の扉にして普段は開けている、または開閉式の大きな窓をつけるなどして、常時コミュニケーションをとれるようにします。
兄弟がいない場合は、リビングの一画に机を置き、おもちゃや学校関係の道具などを自然に自分で片付けさせる環境にするのがよいでしょう。
友達を呼べる環境も必要です。その際、他人のお子さんを預かるわけですから、安全性を重視しなければならないのは当然になってきます。親の目の届くところで、ある程度の広さも必要です。どこで遊ばせるかを考えて、あらかじめそれに基づいたプランニングをすることがポイントとなります。部屋で遊ばせるか、リビングで遊ばせるかによっても考えていかなければなりません。
いずれにしても完全な個室ではなく「開放的な個室空間」を確保してあげることが大切です。
